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なぜ日本の梅毒は増えているのか

2019年07月22日
悩んでいる男性

現代は薬を服用するだけで梅毒を完治させることができるので、簡単に治る過去の病気と考える人は少なくありません。ところが最近は日本国内での患者が増加しており、2011年以降は爆発的に患者数が急増しています。近年の日本ではHIVウイルス・クラミジア菌・淋菌の新規感染者数は横ばい、または減少傾向が見られているのですが、梅毒だけが急激な増加傾向を示しています。全体的に女性よりも男性患者の方が多く、特に30代以降の男性に多くみられます。

日本国内において感染者の患者急増している理由のひとつに、患者と医師の双方が梅毒に対する意識が低くなっていることが考えられます。100年前であれば日本国内の男性の10人に1人の割合で梅毒に感染していて、戦後にペニシリンが普及して患者数が激減するまでは広く一般的に知られたポピュラーな病気でした。これに対して現在は日本国内で患者数が少なくなったため、診察をしても梅毒であることに気づかない医師が増えています。症状が進むまで適切な治療が実施されず、この間に感染が拡大してしまうことが考えられます。

別の理由として、インバウンド訪日外国人観光客の増加が関係している可能性があります。近年は日本を訪問する外国人の数が増加しており、インバウンド訪日外国人が日本国内で性風俗店を利用することで性的なサービスを提供する女性に感染をすることが考えられています。

貧富の差が激しい中国本土では一部の地域で医療が遅れており、日本と比較すると梅毒の感染者が非常に多いです。近年は中国本土において、MSMによる梅毒とHIV感染者が急増しています。訪日外国人観光客の中で中国人が一番多く、性病の感染者が日本の性風俗店を利用するケースも考えられます。実際に2013年頃から日本における患者数が急激に増加していますが、この傾向は訪日外国人観光客数の増加と一致しています。

2013年以前であれば日本国内で男性間の性行為(MSM)によって性病に感染をする場合が多かったのですが、最近はMSMよりも異性との性的な接触によって感染をするケースが増えています。異性間の性的な接触による梅毒の感染が増加していることも、日本国内の性風俗を利用する中国人観光客の増加が関係していると考えられます。梅毒は過去の病気などではなく、急速に感染者数が増加してこれから流行する恐れのある病気です。病気を予防するためには、正しい知識を身につけることが大切です。

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